アクアにお乗りのお客様不慮の事故で右側を損傷されご入庫されました。フロントドアとリアドアの境目に損傷があり、リヤドアのヒンジ部分のパネル(センターピラー)の損傷が確認できましたので、今回はフロント・リアドアの交換とセンターピラーの修理・ドアの下部分(ロッカーパネル)・リヤドアの後ろ（リアクォータパネル）部分の修理でのお話をさせて頂きました。リアドアがずれてしまっているので、フロントドアとの境目部分が元々付いていた位置から大きく変形してしまっています。このリヤドアのヒンジ部分に付いているパネルがセンターピラーと言うパネルですが、このパネルは車の構造上とても大切なパネルです。センターピラー部分が大きな損傷を受けてしまうと、ルーフ(屋根)パネルが変形してしまったり、車体が歪んでしまったりと大きな損傷に繋がってしまいます。今回のお車はセンターピラーは修理で対応出来ますので修理させて頂きます。初めに損傷したドアを外し、新品ドアパネルを仮合わせしてセンターピラー部分の正確な損傷箇所を確認します。その後リヤドアを外してセンターピラーの鈑金をします。この作業を何回も行いセンターピラーを本来の位置まで修正をかけ、その他のボディーの鈑金作業に移っていきます。リアドアの後ろのパネル（リヤクォータパネル）とドアの下部分(ロッカーパネル)の鈑金作業を新品パネルが付いた状態で行い、正規の位置まで鈑金していきます。鈑金作業が終わったら塗装作業に移りますが、ドアパネル二枚は新品パネルなので塗装前のマスキング作業は今回このような形になります。普段の鈑金作業では交換したドアなどを部品塗りをしてからボディーに取り付け本塗装に移りますが、このお車はセンターピラー部分の修理をしているのでボディーとドアと別々に塗装していきます。塗装作業を行い熱乾燥で乾燥させます。乾燥したら別に塗装したドアパネルを取付け、組み付け作業で作業完了です。